相続税対策のスタートは早ければ早いほど良い!
2015年1月1日午前0時以降の死亡者より、相続税は大増税になる!!
しかし、誰も自分の死期をコントロールすることはできない。
従って、来年以降の大増税の後に亡くなることを想定して、早くから対策を始める方が望ましい。
この際に、最も誤解されているのが、「まだ若いので、相続対策のスタートは早い」と勘違いしておられる方が多い!
相続対策を早くからスタートした方が良い3大理由
(1)若死対策
日本は世界有数の長寿国であるが、なんと日本人の1年間の全死亡者中の54%は、長寿を全うできず、下記折れ線グラフの通り、3大生活習慣病(がん・心臓病・脳卒中)で若死している。老衰は4.8%と少ない。
折れ線グラフ
平成26年 我が国の人口動態(政府統計) より
若死すると幼い遺族は何ら準備ができていず、困り果てる。
若い時に急死すると、残された遺族も若いために知識不足もあって、最悪の状態になる。
40才の働き盛りに癌で亡くなった男性がいた。
妻は30才、子供が1才と2才、相続対策を全くされていなかったのだ!
相続税が払えず、先祖代々の土地を手放した。
葬儀の時に子供は、父親の死がわからず、微笑んでいたのには、涙がでた!
毎年、親御様が癌と宣告され入院されてから、相続対策を弊社に依頼される子息がいる。対策を実施される前に、亡くなる人が多い。
(2)複合対策によるシナジー効果
全ての相続税対策にはデメリット(リスク)も若干はある。
時間をかければ多種類の対策を実行できるので、リスク分散も可能。
10種の対策をやれば1つくらいは成功しないかもしれないが、全体では成功する可能性が極めて高い。
複数の対策の組合せによる対策(複合対策)がシナジー効果を生むことも多い。
1つの対策のデメリットが、他の対策を組み合わせることによりカバーされる。
また、時間をかければかけるほど効果の出る対策もある。
(3)変化に対応可能
亡くなるまでには時間があるので、税制改正等変化に対応可能な場合が多い。
弊社の現顧問先A氏も、他のコンサルタント会社の提案により大型相続税対策を40才代に導入していたが、税制改正で効果が少なくなっていた。
A氏は67才の時に代表取締役を勇退して時間を作り、弊社と顧問契約を結び、時間をかけて隔月程度で1種ずつ対策を実行し始めている。
すでにA氏はこの4年間で20種以上の対策を弊社の提案により実施し、効果が発揮され大変喜んでいただいている。
そのうえ、親戚の方も、弊社の顧客としてご紹介いただいた!!
以上 税理士 竹本正憲
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